ちょっと強めのスムーズ・テイスト ~ アンバーリーフ・ブロンド ~

「アンバーリーフ」ブランドの手巻きタバコは今回のこれでひとまず制覇した事になります。
もっとも、無印黄色(フルボディ)は吸っただけで記事にはしてないし、オーガニックブレンドも主に何本できるか?に主眼を置いていたので、まともに吸ってまともにレビューするのは実はコレ初めて・・・なわけですが。
能書き(その1):どこで作られているのか?

写真のとおり、アンバーリーフはスイスに本社のあるJTインターナショナル(JTI)の製品です。
・・・・・が、もともとはイギリス、ギャラハー・グループの製品で 2007年4月 日本たばこ産業(JT)がこれを買収。
今は何か、こんな感じで日本に入ってきてるようです。
製品のブランドオーナーである日本たばこ産業(JT)が・・・
JTインターナショナル(JTI)に製造を委託・・・
関連会社である日本たばこアイメックスが輸入、販売・・・
ちなみに、日本たばこアイメックスが取り扱う手巻きタバコは「アンバーリーフ」の他「ドミンゴ」、「チョイス」、「マックバレン」、「ラスタ」があります。
このメンバーを見てひとこと言わせてもらえるなら・・・・・
「チョイス、マックバレンの付属ペーパー・・・もうちょっと何とかしてもらえんじゃろうか?」
ですかねえ・・・・・。
肝心の製品についてですが、製造元であるJTインターナショナル(JTI)のウェブには本当にちょろっとしか載ってません。(上から2/5ほど下がったあたり、パッケージ写真も無く文章も2~3行程度)
https://www.jti.com/about-us/what-we-do/our-tobacco-products
そして JTI は本社がスイスにあるだけで、実際に作っている工場は各国に散らばっているようですが 2017年10月25日のイギリス、北アイルランドのバリーメナ(バリミーナ?)工場閉鎖に関する記事には・・・・・。
(前略)
2014年、JTI は北アイルランド「County Antrim (アントリム州)」のBalleymena (バリーメナ) 工場を閉鎖すると発表せざるを得なくなっていた。
そして、この10月、その最後のタバコが生産ラインを流れて、従業員800余名の工場は門を閉じた。
なお、England の Nottingham (ノッチンガム州)の「Imperial Tobacco’s Horizon factory」が、昨年の 5月、操業を停止している。
これで「UK-made cigarettes (英国製タバコ)」の製造工場は、イギリスから全て姿を消したことになる。英国のタバコ規制強化:巨人JTも遂に北アイルランドから撤退! (BBC-News, October 25, 2017)
– ヒロシのWorld NEWS
http://hiroshinews.hatenablog.com/entry/2017/11/01/041821
・・・・・とあります。
単に cigarettes(紙巻タバコ)の工場がゼロになったのか、手巻きも含めた全てのタバコ工場がゼロになったのか明確ではありませんが、後者であるなら現在販売されているアンバーリーフはイギリス製ではないということになります。
まあ、パウチの表記は「MADE IN EU」・・・・・なのでEU内で作っている限りは問題ないんですが、これだと具体的な生産国がイメージできなくて何かモヤモヤとした気持ち悪さを感じるのは自分だけでしょうかね?
能書き(その2):パッケージングについて
アンバーリーフのパッケージングは他の手巻きタバコとちょっと違った特徴があります。

外袋ありの二重包装はこれまでにもいくつかありましたが、パウチと同じデザインが印刷されたものは今のところアンバーリーフしか見たことがありません。
また、手巻きタバコのパウチはほとんどが「印刷された紙+それを包むプラ素材」ですが、アンバーリーフは「パウチ:PE,PP」の記載どおり、すべてプラ素材の上に直接印刷されています。

そのおかげでスベスベとした手触りが妙に心地良い・・・・・。
賛否両論ありましょうが、自分は結構好きだったりします。
このアンバーリーフ・ブロンド、日本たばこアイメックスのウェブページには「バージニア葉のストレートな香り立ち。煙量感豊かで、後味はすっきり」との説明文があります。
個人的にはパウチに印刷された、この「スムーズ・テイスト(SMOOTH TASTE)」から無印黄色(フルボディ)に対するライト・バージョン。
ぺぺで言うならリッチグリーンに対するイージーグリーン的な製品と受け取りましたが、さて・・・。
おっと、忘れてた。
お値段は25g、610円(122円/5g)です。
開封
名前のとおりアンバー(琥珀)と言って差し支えの無い、やや濃い目のブラウン。
そして香りは・・・無添加バージニア系の紅茶っぽさはほとんど無く、やや強めの酸味臭。
この芳ばしげな酸っぱい香りはちょっと癖になるかもです。
付属ペーパーはアンバーリーフのオリジナル。
ミディアム・ウェイト&カットコーナーの50枚入りで、名前はそのものズバリ「papers」。

燃性については不明ですが、後述のとおり放置しておくと2分ほどで火が消えたので少なくともフリーバーニングでは無い模様。
なお、パウチ未接着なので紛失注意です。
今回は「能書き」がちょっと長かったので、ダッシュで巻き巻き!完成からの・・・・・。
(* ̄凸 ̄)y=~~~~~~~ スパァ…
アンバーリーフ・ブロンドは・・・
スムーズ・テイストの謳い文句と酸っぱい香りから、軽めで酸味の強いタバコを想像していましたが、意外にも甘味があり、喫い応えも割としっかり感じたのでちょっと驚きました。
香りとしては目立っていた酸味ですが、実際に吸ってみると程よく控えるような感じで、それがアクセントになって甘味を押し上げてくれます。
タバコ感・喫い応えといった点でも、おそらく同じライト・バージョンに分類されるであろうぺぺ・イージーグリーンやゴールデンブレンド・バージニアグリーンで感じた物足りない印象もありません。
各フィルターでの感想は以下のとおりです。
レギュラーロング:
甘味・酸味は控えめながら、口の中にコク(?)みたいなものが感じられます。
吸い応えに関してはそれなりといったところですが、少なくとも前出のぺぺ、ゴールデンブレンドのライト・バージョンよりはあると感じました。レギュラー:
これもまた極端に甘かったり酸っぱかったりするわけではないですが、べっこう飴と紅茶を足して割ったような甘露な味わいを感じます。
タバコ感とのバランスもよく、小気味のよい喫味が楽しめました。フィルターチップ:
酸味が前に出る時と甘味が出る時とがありましたが、総じて味覚的なものよりタバコ感の方が強く感じる、味わいよりも吸い応え重視に向いているかと思いました。
ただ、若干モソモソとした雑味のようなものを感じたのはちょっと気になるところです。
スムーズではあるけれど軽過ぎる事なく、ロングフィルターで物足りなくならないタバコ感。
フィルターによってちゃんと調節ができてる感じもあるので、濃さ強さの好みに関してカバーできる範囲も広そうです。
欲を言えばもう少し甘味・酸味がわかりやすく出てくれると嬉しいですかね。
アンバーリーフを初めて吸ったのはまだ手巻きを始めて間もない頃で特に強い印象も残っていなかったのですが、これは「改めて無印黄色も吸ってみるべき?」・・・・・と思わせるだけのモノを感じました。
順番待ちのストックも幾つかありますが、次回はそれを飛ばして無印黄色にするかもしれません。
では、また。
おまけ:付属ペーパーについて
ブックレット蓋の糊付け部分(手前側、左右両端の白い長方形)が似ていたので、てっきりスモーキングのOEMかと思っていましたが、並べてみるとペーパーのサイズや透け具合が微妙に違っていました。
そして、燃性についての確認のため、火をつけて放置すると・・・・・。
2分ほどで自然に火が消えるので「あれ?スローバーニング?」と思ったのですが・・・・・しかし。
キャプテンブラックの時の検証結果もあるし、このやり方で判断するのはちょっと正確性に欠けるかもしれないなあ・・・・・。
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