恐怖・・・「冷凍マンゴー」の呪い!~ アークロイヤル・パラダイスティー ~

あんまり期待していなかったGWですが、蓋を開けたら意外なほど長く休めることになり「どこか走りに行く」という選択肢もあるにはあるけれど、予報によれば天候の方があまりよろしくなさそう・・・・・。
というわけで中の話にもなってしまうのですが、この期間中 WordPreass の新機能「ブロックエディター」の使い方をぼちぼち覚えながら、アークロイヤル・パラダイスティーの感想など書いてみることに・・・・。
などど言いつつ結局GW中には書きあがらなかったわけですがw
それでは久々の手巻きタバコレビュー、今回はいつもの能書きではなくそれ以前の購入経緯からどうぞ。
購入経緯
個人的にアークロイヤルの製品はユニークなフレーバーの紙巻タバコが主力で、「パイプ・手巻き兼用」のフルアロマは唯一のイレギュラーな存在・・・、そっち方面にラインナップが増える事は無いだろうと思っていました。
ところが、3月下旬の twitterでカモメシガレットさんのこのツイートでそれがただの先入観だったと知る事にになるわけです。
紙巻タバコのピースと、アークローヤルの手巻きタバコが、新発売の予定。財務省の認可が通ったばかりなので、詳細は、タバコ専門店が上げてくれるはず。認可表の区分が、「パイプたばこ」 になっているけど、財務省の公示では、手巻きタバコも、パイプに含まれる。g数や商品名で手巻きだと分かる。 pic.twitter.com/ir9LbN9KZe
— カモメシガレット (@34m2QgDENiNw9lY) 2019年3月25日
これによると予定されているラインナップは4種類。
名前から察するに「バニラクリーム」はいわゆるバニラ系、「ピニャコラーダ」は現在廃盤ながらハンガリーのサーフサイド社から販売されていた同名のカクテル(ラム酒ベースのパイナップル&ココナッツ )風味。
そして、これまでの手巻きタバコに無かった「パラダイスティー」と「ワインベリー」。
どうせなら「新発売 & 新フレーバー」を試してみたい・・・というのがあったので発売されたらまずはこの2種類から・・・と考え購入したのが4月18日・・・・・。

このあたりはちょうど自転車ネタに集中していて、手巻きタバコのレビューをお休みしていた時期ですね。
まあその実、横須賀に買い出しライド行ったり、ドラム・オリジナルとかアンバーリーフとかを「レビュー書かなきゃなー」と思いつつ、空けては吸い切り、空けては吸い切りしてた時期でもあるわけですがw
その時の印象は、酸味のある香りがどちらかというとレモンティーっぽく、味の方はまあまあ紅茶・・・という感じです。

セブンスターが今年50周年だったり、ゴールデンバットが100年以上続いてたり等々に比べればまだまだですが、数年で廃盤になったりする事もあるタバコ業界で10年以上の販売実績。
これはロングセラー・・・とは行かないまでもミドルセラーくらい言ってあげてもいいんじゃないでしょうか?
能書き

まず製造はウルグアイのモンテパズ社。
創業は1880年、日本の年号で言えば明治13年から続く老舗のタバコ会社です。
フルアロマのレビューの際に調べた時もそうでしたが、モンテパズの Webページは業者向けのようでブランドの紹介はあるものの、個々の製品については詳細が記載されていません。
Cigarette Manufacturer – MONTEPAZ(英語)
http://www.montepaz.com.uy/home-en/
そしてパッケージのデザイン・素材、共にフルアロマのそれとは全く違っています。


また素材的にも、フルアロマが保存性を意識してかアルミ蒸着フィルム(?)なのですが、パラダイスティーをはじめとした手巻き用のパウチはプラ素材になっています。

お値段は30g、750円(125円/5g)。


キャプテンブラックという銘柄、昨年のパイプ用から始まった程度の浅いお付き合いではありますが、最初の段階で「アメリカ製」というイメージが付いてしまっているので、この「デンマーク製」の表記には何とも言えない違和感が・・・・・。
開封

付属ペーパーはジブ・アメリカンブレンド以来のリベラ(LIBELLA)。
50枚入りでカット無しながら極薄(EXTRA THIN)のスローバーニング。
ちなみにこのLibellaはチェコ共和国の会社。
いちおうWEBページは存在しますが、製品についての詳細は載っていません。
http://www.libellapapers.com/en/index.html
Facebook:
https://www.facebook.com/Libellapapers/

ペーパーの透かしにある1861の数字は創業年のようですが、マークのopq(qop?)にはどんな意味があるんでしょうかね?

ちなみに、ペーパーのブックレットに記載された「SINCE 1910」は、リベラが巻紙の生産を開始した年のようです。

シャグの状態はやや明るめのブラウンで加湿済み。
あまり良い例えでは無いですが 、色合い・太さのバラつき・加湿具合・手触り等々が・・・・・・・・・・なんとなく「おがくず」っぽい印象。
そして香りはパウチの中で塊の状態にあると、かなり強めの酸味を感じるので紅茶というよりレモンティー?・・・・・いや、それよりも何かの果物系のような感じがします。
・・・・・で、巻き用により分けた少量に鼻が慣れてくると、酸味が弱まってちょっと青臭さが混ざったようになり・・・・・・・。
あれ? この匂いは以前どこかで嗅いだ事が・・・・・・・あ。
こ・れ・だ!
チョイス・マンゴーのレビューの後に業務スーパーで購入した「冷凍マンゴー」・・ ・・・ これを食べたときの時の香りに似てるんだ。
いやいやいや、とりあえずマンゴーの事は置いておこう。 とりあえず巻こう。
( ・・・・・ 精神統一 ・・・・・ )
よしっ!。
では改めて、巻き巻き巻き ・・ ・・・・・。
あー、でもなんか一度そう思ってしまうと、何か駄目だ。
巻いてる最中も、 脳裏にちらちらとマンゴーのイメージが・・・・・

マンゴーの幻想に惑わされつつも、ロング、レギュラー、フィルターチップの3本完成!
そーしーてー、 (* ̄凸 ̄)y=~~~~~~ スパァ…

アークロイヤル・パラダイスティーは ・・・
うーん、まあ何というかねえ。
先行して喫った紙巻の時はこうじゃなかったんだけどねえ。
フィルターを変えても、どんな吸い方してもマンゴーのようであり、紅茶のようでもあり・・・。
喫ってる最中は両方のイメージを行ったり来たりでハッキリ紅茶とは思えないんですよねえ。
チョイスもエクセレントもマンゴー・フレーバーのシャグは、実際のマンゴー(と言うか、業務スーパーの冷凍マンゴー)より味も香りも甘めで、言ってみればマンゴーの良い所だけ抽出したようなイメージ優先の味わい。
一方のパラダイスティーは、香りの酸味が強かったりやや青臭く感じる部分が、妙にリアルなマンゴーを連想させるんですよね。
あと、これを素直に紅茶フレーバーと受け取れないのは、自分が「紅茶のようなタバコ」から連想するのが、アメスピ・ターコイズに代表される無添加バージニア系の香りなので、シャグの状態で紅茶っぽさをあまり感じないというのも原因のひとつかもしれません。
それともレモンティーやミルクティーみたいに「パラダイスティー」という普通とはまたちょっと違った区分の紅茶がある・・・のでしょうか?
色々書いてきましたが、これは単にパラダイスティーの味が紅茶より現実のマンゴーに近く感じるってだけで、不味いとか合わないとかでは無いです。
ロングフィルターでもフレーバーをしっかり感じるし、塊り状態のシャグはツンとした強い匂いを放っていますが、喫ってみると程よい甘さに穏やか酸味、そしてアクセント(?)のちょっとした苦味がいい感じにマッチしてるんですよ。
タバコ感はあまりないですが、それも気にならないくらい存分にフレーバーを楽しめるタバコだと思います。
最後に

一つだけアドバイスがあるとしたら、コイツを純粋に紅茶フレーバーとして楽しみたいならとにかく「冷凍マンゴーを食うな」です。
これを書きながら何度も喫い直してますが、自分は今だ冷凍マンゴーの呪い継続中ですだよ。
本当なら「パラダイスティーでトロピカルなティータイム」・・・みたいな内容になるはずだったのにw
2019/05/14: 追記、紙巻パラダイスティー

紙巻をバラしたもの(左)と手巻き(右)の比較写真です。
フルアロマと 白アーク (無印の紙巻アークロイヤル)はほとんど同じカット形状だったのに比べ、これはだいぶ違っていますね。
(参照: ちょっと紙巻タバコを・・・2 ~ アークロイヤル(白アーク)~|4. 分解!加湿! )
手巻きの方は開封直後にツンとくる強い香りが印象的でしたが、紙巻はそのあたり控えめな感じです。
喫味も紅茶というにはやや酸味があるような気もしますが、こちらはマンゴーの呪いに邪魔されること無く紅茶フレーバーとして楽しめました。
【2019/05/07:追記】
カモメシガレット様、ツイート引用をご快諾いただきありがとうございました! <(_ _)>
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