2020/10/01以降: | 640円(128円/5g) |
2019/10/01以降: | 600円(120円/5g) |
2018/10/01以降: | 580円(116円/5g) |
2018/09/30まで: | 550円(110円/5g) |
高速バス&鉄道:輪行ポタリング
2019-01-24 07:00折りたたみ自転車,走行記録,輪行

春一番が吹いたところも出てきて、ちょっと暖かくなってきたかなあという気がする今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
いつぞや『今月中に』とか言っといて、風邪引いて寝込んで結局、今日になってしまいました。すいません。
今回は、2月16日に行った高速バス&鉄道ポタについてです。
といっても、どこをどう走って何を食べましたなんて話はあまり興味ないでしょうし、そういう記事は他の方がたくさん書いていると思いますので、実際にバス、電車を利用した輪行やってみてこうだった的なところを書いてみようかと思います。
高速バス輪行:事前確認編
今回利用したのは、千葉館山線の南総里見号(【千葉方面】 安房白浜駅・館山駅 ⇒ 木更津羽鳥野 ⇒ 蘇我駅・千葉駅・千葉みなと駅)。
この路線は、日東交通・館山日東バス・ちばシティバスの三社による共同運行となっていて、全便先着順の座席定員制、予約は不要ですが満席時は乗車できません。
持込については、三社に『折りたたみ自転車を輪行袋に収納した状態である』事を告げて確認をとりましたが、いずれも
- トランクルームに収納可。
- 出し入れは自分で行う。
- 料金は無料だが補償は一切無い。
とのこと。
確認の際の口ぶりではトランクルームの仕様は各社で微妙に異なっているようでしたが、自分は『出たとこ勝負』と細かいことは確認しませんでした。
もし利用するのであれば、念のため出し入れの手順などは確認しておいた方が良いかと思います。
※どの便がどの会社のバスになるかは時刻表で確認できます。
▼千葉館山線(南総里見号)時刻表 (PDF)
http://www.nitto-kotsu.co.jp/wp-content/uploads/nansosatomi2017-3.pdf
【お問い合わせ先】日東交通館山営業所(TEL 0470-23-2711) 館山日東バス(TEL 0470-22-0111) ちばシティバス(TEL 043-244-3516)
そして今回の乗車は『ハイウェイオアシス富楽里』からです。
ここは道の駅である『富楽里とみやま』と『ハイウェイオアシス富楽里』が併設(?)されている施設で、高速バス利用者のための専用駐車場も有ります。
▼富楽里とみやま:施設案内
http://furari.awa.or.jp/pages/facility
【お問い合わせ先】TEL:0470-57-2601 FAX:0470-50-3531
なお、ここに停車する高速バスで「房総なのはな号」という房総と東京・新宿を結ぶ高速バスがあるのですが、こちらはジェイアールバス関東・日東交通の二社で運行されている全くの別物路線です。
『全席指定制で、あらかじめ乗車券を購入しなければならない』他、下記ページのとおり、折りたたみ自転車の持ち込みは有料(500円)となりますのでご注意を。(補償や荷物の出し入れに関しては未確認です)
▼「房総なのはな号」有料手回り品の取扱いについて
http://www.nitto-kotsu.co.jp/kousoku/temawari/
高速バス輪行:乗車・降車編
スケジュール
車 | 10:30:00 | 発 | 自宅 |
11:10:00 | 着 | ハイウェイオアシス富楽里 | |
バス | 11:40:00 | 発 | |
12:57:00 | 着 | 蘇我駅 |
自宅からバス停までは車で移動です。
『富楽里とみやま』に着いたら高速バス利用者専用駐車場に止め、輪行バッグに自転車を入れます。
その後、停留所のある高速駐車場まで階段を上るのですが、デイバッグを背負いなおかつ輪行バッグを肩に掛けていると体力不足もあってけっこうしんどい。
上りきった後、温かい飲み物を求めて自販機に向かうのもさらにしんどい。
飲み物購入後に停留所へ向かうと、すでに待合室にはバス待ちの人がちらほら。
自分は中には入らず入り口付近で輪行バッグを柵に立て掛けて待ちます。
缶コーヒー飲みながらどこにどうやって積み込むのかと考えていると、まもなく目的のバスがやって来ました。
運賃は乗車時に目的の停留所名を告げての先払いになっていて、現金の他、チョットお得なPASMO・Suicaでの支払いが可能です。(ちなみに千葉方面から館山・白浜方面に向かう下り線は運賃後払いですのでご注意を)
支払い時、運転手さんに自転車がある旨を告げると、車体左側にあるトランクルームのドアロックを解除してくれるようなので、支払いを済ませた後いったん降車して積み込みます。
トランクルームのドアを開くと中はがらんとした空間で壁面にクッション材等も無く、何もせずただポンと置いただけでは激しい揺れや交差点を曲がる時などシェイクされてしまいそうな予感。
とりあえずルーム内にネット(荷物がドア部分にぶつかるのを防ぐため用?)があったのでまずはそれを張り、そのネットにバッグの肩紐をゴムバンド(100均で買ったやつ)でくくりました。
多少の不安はありましたが、他の乗客の方もいて、運行スケジュールもあるのであまり時間はかけられません。
『安全に運ぶにはハードケース必須か』と思いつつ、あとは運を天に任せて乗り込みます。
ここから蘇我駅までの経路はほぼ高速のみで途中の停車駅も木更津羽鳥野BSただ一つ。
高速を走行中は何度か大きめの縦ゆれがありましたが、おおむね安定していました。
途中のバス停への停車・発進も、当然の事ながら荷物が心配になるような急な動きはありません。
高速を降りた後は蘇我駅バス停まで少し一般道を走ります
交差点の右左折3,4回の後に停車しますが、通常の路線バス同様に停留所名がアナウンス→降車ボタンを押す、というスタイルですのでご注意を。
※事前に目的の停留所名を告げているので押さなくても止まってくれるのかも知れませんが・・・。
特に申告はしませんでしたが、運転手さんの方で覚えていてくれたらしくトランクルームのロックは解除されていたので、降車後すぐに積み下ろしに掛かります。
積み込み時とは逆の手順で、ゴムバンドを外し、ネットを外して引っ張り出してとなるので少し時間が掛かりました。
トランクルームの開閉状態はおそらく運転席でわかるようになっているとは思いますが、念のためドアを閉めた後、運転手さんに一声かけました。
バスが千葉方面へと出発した後、とりあえず少し広いところに移動して中身を確認。
何かおかしいと思ってみると、輪行袋の中で車体が半回転した状態になってました。
とりあえず見なかったことにして組み立て、輪行バッグをたたみ百均ゴムバンドでメインフレームに括り付けます。
いまいち納まりが余りよくありません。
ジャマをするというほどではありませんが、ペダリングの際に膝の内側と少し擦れるような感じです。
見た目もあまり良くないのでスマートまとまるような袋に入れてフレームかハンドルポストあたりに納めたいところだなあと思いつつ、千葉市内に向けて出発しました。
ハードケースならばこうした不安は解消できるのでしょうが、そうすると降車して組み立てた後に『じゃあそのケースはどうすんの?』となることを考えると、今回のようにちょろっと行ってちょろっと帰ってくるような手軽な輪行にはあまり現実的な解ではないでしょう。
輪行バッグにクッション材を入れるとしても、今度はそのクッション材どうすんの?となるし、バスでの輪行は今のところ破損覚悟のうえ、ということになってしまうんでしょうか?
■ポタってみました
蘇我駅からいったん千葉駅に向かい、駅から鉄道の下をくぐって公園に到着。
と、一行で済ませていますが、実際には走っては止まり、止まりは走っての繰り返しです。
信号で止まるだけならまだしも、休憩できそうなところがあると止まってタバコ吸ってました。
公園では何をするという事も無く、ただのんびりと一周走りました。
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すぐ隣をモノレールが走ってたり、満開になったら綺麗やろうなあと思わせる桜や、ちょっとオシャレっぽいカフェやらウッドデッキ等々のある中、戦争中に工作部隊が橋梁敷設実習に使った(造った?)橋げたとか、トンネル跡やら、公園内にはなにやら戦時中の施設跡みたいなものがいくつか見られます。
その後、公園内のベンチで池をボーっと眺めながらしばし休憩、来たときとほぼ同じルートで蘇我駅へ戻ります。
まず『尻が痛い』。
そして『手のひらが痛い』。
バイクにも自転車にも乗ってなかった期間が長すぎて、すっかり手の皮、尻の皮が薄くなった事を実感しました。
あと、『小径車は路面の凸凹の影響を受けやすい』とはよく言われていることですが、これまでのように手袋してたり背中に何も背負わない状態では、『わかってたことだしな』で済ませられるレベルだったのですが、今回の経験からちょっと対策を講じないとデイバッグを背負ってのポタは辛いかもしれないですね。
少なくとも手袋は必須でしょう。
体力的なことにプラスして体のつくり自体も自転車から遠く離れてしまっているとは・・・。
これはもう乗って鍛えていくしかないんですが、昔どおりになるまでどれくらい掛かるんでしょうかね?
それとも、もう一生あのころには戻れぬまま?
鉄道輪行:帰宅編

実は当初の予定では帰りもバスを利用するつもりでしたが、積み込みの手間がかかる事と輪行バッグ内で半回転していた事が重なり急遽JR利用に変更しました。
持込の条件等については以前、輪行バッグの『■おまけ(1)鉄道の持ち込み品の規定』を書く際に確認、クリア済みです。
スケジュール
JR | 17:36:00 | 発 | 蘇我駅 |
18:16:00 | 着 | 君津駅 | |
18:49:00 | 発 | ||
19:31:00 | 着 | 岩井駅 | |
自転車 | 19:41:00 | 発 | |
20:50:00 | 着 | ハイウェイオアシス富楽里 | |
車 | 20:55:00 | 発 | |
21:30:00 | 着 | 自宅 |
今回、乗り継ぎ無しで帰れる電車もあるのですが、実際の乗り継ぎにどのくらい時間が掛かるものなのか試そうかと、君津乗り換えで帰ってみました。
自転車をバッグにつめる作業は多少のスペースが必要なのですが、自分はいくつかの場所をしばらく観察して、人通りも少なく、仮に通る人が居ても3人くらいで横に並んで歩いてくるのでもなければジャマにならないと判断し、蘇我駅東口の階段下で作業しました。
バッグに収納したら後、回りこんで階段を上ります。
そして切符の購入になるわけですが、これにはちょっと気を使いました。
というのも輪行バッグの中の状態がよくわからないので、どのくらいの角度で立て掛けたら安定するのかがちょっと分かりずらいのです。
結局倒れないよう手で押さえながら、もたもたと現金投入→ボタン押し→切符を取る→お釣りを取る、な手順で購入終了。
Suicaが普及しているらしく、切符を購入する人がほとんど居なかったので助かりましたが、もし後ろに大勢並ばれたら思うと気が気じゃなかったです。
こういうときは、ソロよりは複数のほうが楽なんだろうなあと思いました。
改札口は通常の自動改札を通るのはきつそうだったので、車椅子が通れるようになってる右端の幅の広い出入り口を利用、駅員さんに切符をわたして使用印(?)を押してもらいます。
改札通過後さらに階段を下りて、最後尾の乗車口まで歩いていきます。
なぜ最後尾なのかと言うと、自転車を運転室前のスペースに立て掛け、倒れないようその隣に立って行くつもりだったからです。
実際、ここまで気を使う必要があるのかどうかはわかりませんが、初めて乗る路線の初めて乗る時間帯では、乗車率がどれくらいになるのか分かりません。
なるべく邪魔にならないように、自転車も倒さないようにと考えると、最前か最後尾が一番安全だろうと思われたので今回はそうしてみました。
途中経過はちょっとはしょって、君津駅到着。
乗り継ぎのため2・3番線プラットホーム最後尾の乗車口から輪行バッグを担いでから階段を上り、階段を下って1番線へプラットホーム最後尾の乗車口まで移動します。
蘇我駅もそうでしたが乗り継ぎに利用される駅だけあって、しっかりエレベーターが完備されてます。
・・・というか今のご時勢、駅にエレベーターってあって当たり前なんですか?
さらにはしょって、岩井駅到着。
岩井駅は階段がプラットホームの南端っこのほうにあるため、下り路線で最後尾に乗ると、階段までかなり(プラットホームのほぼ反対側から反対側まで)歩く事になります。
そして乗り継ぎを前提としないためかエレベーターもありません。
階段まで一苦労、階段上って一苦労、さらに階段下りて一苦労。
ここからさらに自転車組み立てて『富楽里とみやま』まで走ります。
着いたらあとは車に乗って自宅へGO。
21時30分無事帰宅です。
全行程 | 約11時間 | |
行きの輪行移動時間 | 約2時間30分 | |
ポタ時間 | 約4時間30分 | (実走行:約1時間10分) |
帰りの輪行移動時間 | 約4時間 |
うーむ。
走ってない3時間近く、何やってたんでしょうか?休憩・・・してたかなあ?
■最後に
別に比較のためにやったわけではありませんが、今回のバス&鉄道ポタでの総括を。
高速バス輪行は今のところ事前の確認が必要なうえ、積み下ろしの手間、破損の可能性などを考えると少々敷居が高いような気がします。
バス側からの歩み寄り(トランクルーム内の荷物をある程度固定できる間仕切りとか?)、もしくは輪行バッグの進化(たたんだ時の携帯性と両立するような空気を入れて衝撃を防ぐ緩衝材つきとか?)みたいなものが無いと『手軽に利用する』にはハードルが高いような気がします。
諸々の制約はあるものの、気軽に利用できるという点では鉄道の方が一歩リードといったところでしょうか。
鉄道つながりでサイクリストの方々にちょっと耳に入れといて欲しい情報が一つ。
今年、JR東日本からサイクリング専用のこんな車両がデビューしました。
B.B.BASE (BOSO BYCYCLE BASE)
http://www.jreast.co.jp/chiba/bbbase/
運行スケジュール
1月~3月
https://www.jreast.co.jp/chiba/news/pdf/pre1711_bbbase.pdf
4月~6月
http://www.jreast.co.jp/chiba/news/pdf/pre1802_bbbase.pdf
房総半島はこれから花の季節になりますんで、機会があったら一度いらしてみてくださいな。
青い空、白い雲、咲き誇る菜の花と潮風香るフラワーライン♪。
そしてその風景の隅っこをのんびり走ってる新型の黒いF6Fを見かけたなら、もしかするとそれは自分かも知れませんw。
それでは皆様、また次回♪。
※追記:鉄道・バスの自転車持込の条件や料金・補償など仔細については今後、変更される事も考えられますので、ご利用の際には念のためご確認をお願いいたします。
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