世界初の無添加ハーフスワレ。~ ロウ・ブラック ~

ルックアウト・クラシックを喫い終わって、さてさて次はどうしようか?と考えておりまして・・・。
アークロイヤル・フルアロマ・・・いやいや、これはパイプでも喫わなきゃだし、何よりバージニア系とのブレンドをいろいろ試さなければならぬ。
うーん・・・・・今、ちょっとそこまで時間取れないんだよなあ。
・・・・・という事もあり、ついでに同じカテゴリーのタバコなら印象が残っているので違いを実感できるだろう・・・ってな訳でコレになりました。
能書き
パウチが黒・・・というと黒タバコを連想しますが、あれはタバコ葉を乾燥させた後に「堆積発酵」させたもの。
対してロウ・ブラックはパウチに書かれているように「火力乾燥(FIRE CURED)」させたもの。
火力乾燥したタバコ葉・・・いわゆるスワレ(直訳:強い)・・・だけだと喫味が強すぎるので、他の葉を混ぜてマイルドにしたものがハーフスワレ(直訳:半分強い)です。
※ブレンドの割合が実際に半分かどうか調べた限りではわかりませんでしたが、自分の勝手な解釈では「火力乾燥葉+他の葉」であれば、その割合がどうあろうと「ハーフスワレ」に分類されるのだと考えています。
ちなみに、レッドブル(翼を授ける飲み物ではありません)のラインナップには「スワレ(ツアレ)」と「ハーフスワレ(ハーフツアレ)」の両方が存在します。
・・・で、このロウ・ブラックは『火力乾燥(ファイア・キュアード)させたアメリカのケンタッキー葉に、ブラジルのリオグランデ・ド・スル産とサンタ・カタリナ産のバージニア葉を隠し味にした』世界初の無添加ハーフスワレなのです。
製造はHBIインターナショナル。
パウチの記載は「Made in EU」ですが、ウェブで調べた限りではデンマークで作られている模様。
そして、日本での取り扱いはモリソン商会。
Raw Rolling Papers
http://www.rawthentic.jp/index.html
MORRISON & CO., LTD. – TOPICS
http://www.morrison.co.jp/ja/index.html
お値段は30g、990円(165円/5g) 930円(155円/5g)。
重さ当たりの価格はアメスピより高いっス!
開封
シャグの色合いは全体として暗め・・・なはずなのですが、なぜかそれほど暗い印象がありません。
他のシャグだとブレンドした葉がほどよく均等に混ざっているのか、認識としては「ベースになる色+明るめ or 暗め」の2段くらいですが、これは微妙に偏って混ざっているのか明るいところはより明るく、暗いところはより暗く感じるので「明・中間・暗」の3段くらいに見えます。
はっきりとはわかりませんが、そのあたりが暗く感じない理由のひとつなのかもしれませんね。
香りはハーフスワレおなじみ酸味のある鰹節的な匂いに、在りし日の焚き火を思い起こさせる焦げた木の匂いが混じった感じで、独特ではあるものの「臭い」という印象はあまりありません。
ココにあるように、無添加なので状態はもちろん乾燥しまくり。
加湿にあまり時間をかけたくないので、前回同様にダブルで加湿します。
付属ペーパーはロウ・クラシックのシングルワイド。
定番パーパーのひとつです。

カット無し、無漂白の極薄スローバーニング・・・なのは嬉しいんですが、さすがに32枚は少なすぎるような・・・。
ストックの無い人はペーパー追加購入必須ですかね。
同じ種類の単品販売品はしっかり50枚入りなので、付属専用バージョンを別に作ってるようです。
まあ、それはともかく巻き巻きしましょうか。
さすがに1日では全部を加湿しきれていませんでしたが、待ちきれないので主にヒュミドール周辺の柔らかくなった部分を使って巻いてみました。
はい、完成!・・・・・からの・・・。
(* ̄凸 ̄)y=~~~~~~~ スパァ…
ロウ・ブラックは・・・
ロングフィルターでは物足りず、フィルターチップでややヘビー、レギュラーフィルターが一番しっくり来ましたが、使用するフィルターによらず甘味・コクといったハーフスワレ感はしっかりあって、それでいて匂いなどの敬遠されがちなクセはそれほど感じませんでした。
レギュラーフィルターでの喫感はルックアウト・クラシックが全体的に軽めなのに対し、こちらは軽めながら味は濃厚で喫い応えのある印象。
このあたりは「世界初の無添加ハーフスワレ」の肩書きに恥じない、バランスの良さを感じます。
ただ、自分だけかもしれませんが連続で喫っていると独特の甘みと苦味が後を引くように感じたので、その辺は好みの別れるところかもしれません。
グラム当たりのお値段が少々アレですが、ルックアウト・クラシックとはまた違った方向で喫いやすいハーフスワレでした。
おまけ:ペーパーについてちょっとお試し
以前にビーボ・ファインカットの回でペーパーによる煙の出方の違いを試したことがありますが、今回も少し触れてみたいと思います。
※参照:ゆっくりゆったりカルピス風味。 ~ ビーボ・ファインカット ~ | 4. おまけ:ペーパーの違い
お試しするのは初使用のロウ・クラシック、意外と使う機会の多いスモーキング・グリーンの2種類。
使用するシャグはもちろんロウ・ブラックです。
ロウ・クラシック
素材にこだわるロウ・ブランドの亜麻、麻などがブレンドされた極薄タイプの無漂白ミックスペーパー。
肉眼ではちゃんと確認できますが、スマホおまかせで撮ると全くわからないくらい薄く細く少ない煙。
放置しておくと1分半ほどで火が消えました。
スモーキング・グリーン
ミディアム・ウェイトとやや厚みのあるバージ仕上げのミックスペーパー。
写真ではわかりづらいですが普通の紙巻タバコ程度には煙が出ています。
放置して火が消えるまでの時間は4分ほど。
まとめ
ロウ・クラシックの煙の少なさはちょっと感動します。
実際、明るいとこでは火が消えたのかと勘違いするくらいに見えませんでした。
また喫っている間に紙の匂いや味をほとんど感じさせないなど、ペーパーとしての性能(?)も申し分無く、定番になるのもナルホドと頷けます。
一方、付属ペーパーとして目にする機会も多いスモーキング・グリーン。
飛び抜けた特徴こそありませんが、ミディアム・ウェイトとカットコーナーで初心者&ローラー使いにも扱いやすい、ある意味最もスタンダードなペーパーです。
また今回、火が消えるまで時間はかかりましたが勝手に燃え進んで行くようなところは無かった事も確認できました。
フリーバーニングと思っていたのはどうやら自分の勘違いで、製造元の記載どおりスローバーニングのようです。
Smoking Paper | GREEN
http://www.smokingpaper.com/jp/products/regular/regular/green-regular
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